First Creation: 2004/07/27
Last Update: 2006/01/07
それは 7月17日のことだった。私は「海の日」を「体育の日」と間違えてしまった。後に発覚した事実によれば、某ジンジャーエール好きの女性が、某毒舌の王様(王子ではない)に御注進あそばしたのが原因だと判明した。一生の不覚である。これほどの失態であるにもかかわらず、国が傾かなかったのは幸運以外の何物でもない。
同じ過ちを繰り返さないため、私は頭を丸めた。……やや誇大表現ではある。しかし普通の人が坊主にするくらいの量は切った。会社の人に「うわっ!」と言わしめた程である。
だからなんだ。
さておき、注文したナイフが届いた記録である。
27日は飲み会の日だった。より正確には、女の子(でもないか…うぉ、何するんだ、ヤメロ!?)の飲み会に私が乱入した訳だが、感想としては「かなり(良く、ではない)話す」ということだ。
そこには悪い意味での遠慮はない。遠慮という言葉が辞書に存在しないかのようだ。言いたいことを言って、聞きたいことを聞く。興味がなければ聞かない。あるいは興味のある話題に軌道修正。傍若無人、阿鼻叫喚、大山鳴動。そんなカンジである。
飲み会に参加した某女性は語る。
「毎月飲み会開催してる。気のおけない仲間と、こういった場がなければ辞めているかもね」
私の職場は接客業務が主体であるため、ストレスを溜め込む人が多い。客が何を言っても、はいはい聞いていなければならないからだ。ストレスを感じないのは精神的不感症の人くらいで、普通の人は、気分転換する方法を何かしら持っている。休み時間に最悪だった客をけなしたり、廻し蹴りでロッカーをぼこぼこにしたり、たまに仲間同士で飲み会に行ったり。そうした行為は、褒められたものではないが、必要ではあるのだろう。必要悪?というやつだ。
働く人達へのケアとして、「仲のよい人達のシフトを合わせる」「職場の雰囲気をよくする」「たまに飲み会を企画する」程度のことをしても罰は当たるまいに、今の環境ではそれも難しいと来ている。私もなるべく雰囲気を良くするように協力していくつもりだ。
さて、飲み会の会場は香港じゃじゃ倶楽部という店で、食べ放題飲み放題で 3000円ちょっとだった。安い。
店は小さな個室と迷路によって構成され、途中、中二階に個室があったりしてなかなかおもしろい作りをしている。問題は、トイレに行ったら二度と戻ってこれないことだ。
19時から開始、ふとヒップバッグから携帯を取り出したところ、「22:30!? ナイフが届くんだよ!」
危険な台詞と同時に電話が鳴った。「指定されたお時間なんですが、そろそろ伺ってもいいでしょうか?」
なんともタイミングが良い。いや、悪いのか。「あーすいません、今会社なんですよ」 とか言いつつ BGM は明らかに飲み屋のノリである。
「どのあたりですか?」 まさか来てくれるのか? 罪悪感を感じながら 「仙台駅の近くなんですよ。あと 30分待ってください」「分かりました」
明日、早番の女性もいたので急いで解散、家に着いたのは 22:50 だった。物はなかなか届かず、結局指定した時間の 1時間後、23:30 に電話が鳴った。
「チャイム鳴らしたんですけど…」
「鳴ってないですよ? ちょっと待ってください、出ますから」
ドアを開けると、配達員が右手の方にある部屋のチャイムを鳴らしていた。そこは別人の部屋だぞ? 電気がついているから留守ではないと思うが、隣人は出てこなかった。深夜に間違い訪問なんてしてしまい、すまなかったね。いや、私が鳴らしたわけじゃないんだけどさ。
まあいい。代金引換でお金を支払ったら、財布から札が消えた・・・
ダンボール包みを開くと、中に大き目のケースが。ケースの中身は Road Warrior II 。でかい、なんだこのでかさは?
写真でみると、真中の丸い穴に人差し指がやっと入るような大きさだと思っていたのに、指 2本くらい入ってしまう。そして楕円の穴には、中指から小指までが入ってしまうサイズだ。奇しくも、欲しかったナックルナイフのように指全体が握りの金属部分によって守られる形である。
大きさは、握りの部分から切っ先まで、肘から手のひらくらいである。想像した以上の迫力だ。刺したら死ぬ。絶対。
それにしても握りの部分が赤っぽくて気に入らない。2004/06/26 - ヘルメット塗装 の技術を用い、握りの部分の塗装を開始した。いずれ紹介する日も来るだろう。そしてもう一つが、投げナイフである。
2本セットと 3本セットのがあり、購入したのは 2本セットのやつだ。ダンボールを標的にして投げると、面白いようにトストス刺さってくれる。バランスがちょうど左右に突き出した飾りの部分にあり、投げやすい。ダーツのように誰でも刺さる、というわけには行かないが、投げナイフ特有の手首を使わないモーションで投げると、結構な確率で刺さってくれる。もうちょっと研究してみたいところである。
刃の部分は、それほど切れ味が良くない。ペーパーナイフ程度だ。そのうち研ぎ屋で本格的に研いでもらおうかと思っている次第である。とりあえずはこんなところ。