First Creation 2007/02/04
Last Update 2007/02/22
Bloody Mary > Column > 2007/02/04 - Sunday

ベスト・コンディションでオーリーの練習

2/2 Fri. に続いて、 2/3 Sat. も雪が降ってくれたおかげで、この日曜日は私にとって今年一番のコンディションとなった。

これ幸いとばかりにいらんことをやって転びまくるのはお約束である。

確かに、ふかふかの雪に転んでも、打撲の痛みはない。その分動作は大胆に、転び方は激しさを増し、逆エッジでスーパーマンのポーズは当たり前で、ダミー人形よろしく直立のまま縦に 1 回転して頭からささりそうになったこともあった。受身をとるからダメージは少ないが、全体重を支えた筋肉はごまかせなかった。 3 日たってもまだ腕の筋肉痛が取れない。足や胴体は何事もないのがいっそ不思議なほどだ。

早朝の出立

例によって例のごとく朝早くに出発。今回は女性 2 人が同行するとのことで、遅刻はできないのである。流石に 2 日続けての早起きはキツイ。いつもの週なら、土曜日が早くても日曜日は昼頃まで眠っていられる。日曜日で 1 週間分寝溜めするわけだが、週末早起きしたおかげで、来週末まで 12 日間も早起きし続けることになる。死なないだろうか。

雪道

何と、 8 時過ぎにジャングルジャングルに到着。第 1 駐車場に入れたのはいいが ( いつもは 第 5 、第 6 とか、遠くの駐車場 ) 、近場はすでに車でいっぱいだった。雪も降っている。吹雪いているという程ではないが、帰る時に車が雪で埋まってしまうだろうと予想させるほどには降っていた。

ジャングル・駐車場にて

3 段のエスカレーターでチケット売り場まで昇り、 3 人が一服するのをじりじりしながら待っている私。この時点でゴーグル、マスクとフル装備のため、いまさら取り外すのが面倒だったのである。飼い主と遊びたがっている犬のようにそわそわしていたことだろう。

チケットを買って一番右の 4 人乗りリフトに向かうが、試運転の最中で 10 分ほど待った。頂上には結構な量の雪が積もっていて、いつもであれば軽くスケーティングするだけで OK のはずのコースは、ほとんど滑ってくれない。初心者の部類に入る 2 人が苦労していた。そのうち雪上車が圧雪しに来てくれたが、そんなのは開店前にやってくれればいいのだ。

女性の 1 人は今年で 1 年ほどの経験者。我が運転手兼友人 ( ワラ は、今年スノボを初めて 5 回目くらい。ところが、同じくらいのスピードで滑っていた。意外と運動神経が良いのだろうか? 実は、その秘密は雪のコンディションにあった。転んでも痛くないものだから、思い切ってスピードが出せるのである。これまでの待ち時間が大幅に短縮されて、ヤツに付き合いながらでも結構すべることができた。待ち時間にトリックの練習をしていたので、感覚的にはまったくイライラしないで済んだ。

基本中の基本 - オーリー

前回滑りに行ったとき、待ち時間が暇だったこともあって、トリックの練習に力を入れていた。通常、トリックの初級として、オーリーと呼ばれる、板の反発を利用してジャンプする技を練習する。私はその感覚が分からなかった。板をうまくしならせることができないのである。正確には、オーリーは NG で、ジャンプしないインチキ・ノーリーが OK だった。オーリーをすると、板が反発する前に、ずるっと滑って反発が戻ってしまうのである。この原因は、右足のビンディングの位置が、端に寄り過ぎていたためだ。確かに、スタンスを広く保つことで安定感は良くなるが、板をしならせるためには、中央寄りにビンディングを置かないとキビシイのである。よほどバランス感覚がないと、板がしならず、板の端でウィリー気味に、バランスを崩す羽目になる。

というわけで、自宅で右足のスタンス若干中央寄りに、そして左右対称になるように配置しておいた。

さて、そのセッティングで、試しに板をしならせてみると、これまでより簡単にしなるではないか。前も、後ろも OK だ。後はオーリーができるかどうかだった。後ろに加重をかけ、しならせた瞬間にジャンプする。ぉ、跳べた。これまでは足だけで飛んで 180 とかやっていたのだが、そのジャンプとは明らかに質が異なっていた。

ギャップとかで軽くオーリーを入れてみると、面白いように跳ねる。なんだこれ、すげー。

感覚もつかめないくせにギャップを利用して、オーリーから 180 につなげ、着地に失敗して雪面に突き刺さったりしながらも何とか成功させることができた。フェイキーからもちゃんと練習する。どっちかというと、フェイキーからの方が得意だ。左利き要素が強い右利きなのだろう。よくよく考えると、タバコとか珈琲カップとか左手で持つな。ペンは右だけど・・・? きっと一貫性がない性格だからだろう。

ちなみに、ギャップでオーリーをするときに、あえて後ろにさがるカンジで跳ねると面白いことになる。飛距離が伸びるのだ。忘れないように書いておこう。板のしなりが重要なんだな。

物置

当然、 2 回目のジャンプで背中から落ちた。

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