First Creation: 2006/01/07
Last Update: 2006/01/09
「今日はゲストにゴン太くんをお呼びしています。ゴン太くーん。」
「Bloody Mary へようこそ」
「ふもっ」
「あー、懐かしいよ、その姿を見るのは。 10年ぶりくらいかな。 でも何かカンジ変わったよね?」
「ふももっ」
「そんなことないって? そうかだったかな・・・?」
「あれ、どうしたんだい、ボクのゴーグルなんて取り出して」
「レンズを外してるんだね」
「ここに注目しろって? 何をするつもりなんだい?」
「あ、それはボクが東京に出張したときに秋葉原で買ってきたルータじゃないか。ルータと言ってもパケットの道先案内人じゃない方・・・」
「って、あれれ? ニッパーまで用意しちゃって・・・えっ!?」
「ちょ、ちょっとタイム! それはまずいよ!! そのゴーグル 15K もしたんだよー!!!」
・
「あー切っちゃった・・・ルータをかけてバリを取ってるけど、何をしてるかまったく分からないよ」
「今度はシコー技研のファンだね。なんと、1.5cm * 1.5cm の大きさなんだよ。秋葉原で見つけてきたものなのさ」
「ふむふむ。コードをねじるんだね」
「アロンアルファでゴーグルに超小型ファンをくっつけた!?」
「このファンの向きだと、ゴーグルの内側から外側に対流が流れることになるね」
「今度は単5型の電池ボックスをゴーグルのベルトに取り付けるのか」
「コードをビニールパイプに通してシールドしているところなんか、顔に似合わず芸が細かいよね」
「ふもっふ」
「余計なお世話だって。ところでその単5 の電池なんだけど、12V だって知ってるよね? そのファンは 5V だから過負荷になると思うよ」
「ふふももっ!」
「男なら細かいことにこだわるなっていわれてもなぁ・・・性能があがるからいいだろって? だから、何が目的なんだよぉ」
「ルータで加工するときにゴーグルの上に貼ってあるフィルター、剥がしちゃったでしょ。どうするんだい、上から雪入りまくりだよ? え、心配御無用? フィルターは DIY センターで 0.2K 円くらい? そうなんだ。四角いフィルターをはさみで切ってアロンアルファでくっつけると・・・おお!」
「すごいよ、ゴン太くん! 電池ボックスをカバーで覆えば、元の形と見分けがつかないほど完璧な工作だよ!」
「そうか、分かった! これは曇り止め対策なんだね!」
「ふももっ!」
「スノボに行ったときに、いらつくのがレンズの曇りだよね。 「曇らない」が謳い文句のダブルレンズでも曇るのは、ゴーグルに入ってきた雪や汗が蒸発して、レンズの内側につくためなんだ。 そしてスキーフェイスで顔の下半分を覆っていると、自分の吐いた水蒸気でも曇ったりするよね。 曇り止めスプレーなんて気休めにもならないし。 ゴン太くんが取り付けてくれたファンで、ゴーグル内の水蒸気を常に排気して曇らないようにしたってわけなんだ。 すごいよ、ゴン太くん! 明日早速試してみることにするよ!」
「ふもーっ。ふもふも」
「加工代が材料費混みで 6000円? あ、お金取るんだ・・・」
この他にも
という選択肢があったが、これらは 2.0cm * 2.0cm なので、大きさ(というか小ささ)を優先した。
なお、定格電圧が低いほうが電力消費量を抑えられるが、これほど小さいファンだと、電池一本で長時間使えるので、あまり気にならない。
デシベルは、数値が小さい方が静か。35db は静音PC に匹敵。超静音PC で 25db くらいがある。12000rpm は、1分間に 12000回、回転するということ。参考までに。
100円くらい
メカニカルな部分が多くなると故障の危険性が増すことに気づき、今回の工作では不要にした。
バリ取りに使う。やすりでは効率が悪すぎる。ルータでフレームを削りすぎたり塗装を剥がさないよう注意。
明日のスノボ・レビューを待たれたし!
効果が実証された後、自分でゴーグルを改造したいが面倒だからやって欲しい、という方は、ゴン太くんに 6000円お支払いください。連絡は Bloody Mary 管理者のメールアドレスまで。