Bloody Mary  

First Creation : 2006/06/22

Last Update : 2006/07/29

Bloody Mary > Column > 2006/06/21 - Wednesday

一発試験-仮免 ( 6回目 )

「技能試験受験のしおり」はよく読んでおく方がいい。書籍やネットと情報が異なる場合、しおりの情報を優先させること。

しおりは交通ルールの知識を備えた人が作ったものだろうから、その通りにしておけば問題はない。

試験管は受験者へのしおりを頭に叩き込んでいるはずなので、教本に書かれたことと矛盾していても、しおりの情報を優先し、点数をつける。

文句を言っても、しおりに書いてある、で終わるだけだ。

予習

6点確認 ( 停車後に発信するとき、バックするとき )

バックミラー、左サイドミラー、左後方目視、バックミラー、右サイドミラー、右後方目視。

3点確認 ( ほぼ使わない )

バックミラー、サイドミラー、後方目視

ネットで調べた情報とは裏腹に、3点確認を使用する頻度は極端に少ない。その理由を、以下の右左折で説明する。

右左折

私が以前やっていた確認方法はこうだ。

曲がり角の 30m 手前でバック、左サイド、ウィンカー、3秒待って、3点確認、左右の前方を確認しつつ曲がる。

これだと、左右前方の確認が遅れて必ず減点される。その理由は以下の通り。

第 1 の改善点

ウィンカーを出してから 3秒待って 3点確認をするのではなく、ウィンカーを出してから 3秒以内に 3点確認をすることで効率化を図る。

これは技能試験受験のしおりにちゃんと書いてあった。

では、私が以前やっていたように、時速 30km/h で走行している時、30m 手前で、バック、サイド、ウィンカーを出し、3秒以内に 3点確認を済ませたらどうなるか。

時速 30km/h ということは、3秒で 25m 進む計算になる。

と言うことは、左後方目視の巻き込み確認が終わった時点で、曲がり角の 5m 手前にいることになる。

そこから幅寄せすると 5m くらい進んでしまう。

これだと、歩行者等の前方・左右確認を 0 距離で行わなければならないことになる。 左右前方の確認が大きく遅れて 10点減点である。

改善の余地がありそうだ。

第 2 の改善点

さらに受験者の手引きを良く見ると、30m 手前までに幅寄せを終わらせるという図が書いてあった。

左折の図

私はこの図を、右車線変ありの右左折と考えていた ( CG には左折しか載っていないが、実際の図は右折の方法も載っている )。何故なら、ウィンカーを出すタイミングが早すぎるためである。

30m + 3秒前だと、曲がり角の 55m 前ですでにウィンカーを出していなければならない計算になる。高速道路ではあるまいし、かなり早い段階での合図である。

だが、よくよく見ると 1車線の道路であることに気が付いた。

このとき、次のような仮説が浮かんだ。

もしかして、曲がるときは、30m + 3秒前にウィンカーを出してもいいのではないか。この方法だと、30m 前までに幅寄せを終わらせ、10m 前までに左右前方の確認ができる。

実際に公道を走る身としては、曲がる直前に左後方目視するものだとばかり思っていた。ミラー幅の隙間があれば、無理やり体をねじ込んでくる原付が、実際にいるためである。

40m 地点で後方確認が終わっていたとしても、40m 進む間に原付やバイクに入られてしまう可能性がある。

だが、ここは教習所である。そんなことは考えなくてもいいのだ。ならば教習所用の運転をすべきである。

第 3 の改善点

早目にウィンカーを出しつつ、後方目視を終わらせていいのであれば、バック、サイド、ウィンカー → バック、サイド、後方目視の手順を省略できるはずだ。

なぜなら、バック、サイド、ウィンカーの後にさらにバックを見る行為は、重複した意味のない作業だからだ。円滑性を重要視する宮城県運転免許センターの考えに反している。

このことを踏まえ、以下の手順で試験に挑むことにした。

30m + 3秒手前でバック、ウィンカー。3秒以内に 左サイド、左目視の確認を済ませる。ウィンカーを出した時点から 3秒を待って左に幅寄せ。10m 手前までに、左右前方を確認すると、余裕を持って曲がれる。

交差点を左折する例
  1. 交差点の、30m + 3秒前で、バック、左ウィンカー。
  2. 左サイド、左後方目視 ( 上と合わせて 3点確認したことになる )
  3. ウィンカーから 3秒くらい待って 左に 50cm ほど寄る ( 最大 1m まで。それ以上離れると減点対象。狭いクランクに入るときなどは 70cm くらい取ったほうがいいかも )。
    ここまでで、曲がり角の 30m 前までにキープレフトされた状態になっている。
  4. 10m 前までに、右前方、左前方を確認
  5. ポンピング・ブレーキ ( トン、トン、ギュー )
  6. ゆとりができたからと言って、この時点でもう一回、左右前方確認とか、後方目視とかしてはいけない。
    確認が遅いとみなされ、減点されるだけだ
  7. 左旋回
  8. 車体が 45 度ほど傾いたら、ハンドルを握った形のまま、ハンドルから手を離し、アクセルを軽く踏む。自然にハンドルが戻る。( ハンドルを手で戻そうとすると、戻しすぎてしまうことがよくある。、ふらつきで 5 〜 10 点も減点されるので、ハンドルの復元力を利用した方が良い )
  9. すぐに右折するのであれば、右車線に入っても OK
    すぐに左折するのであれば、幅寄せした状態に持っていく

仮免技能試験

さあ、はじめよう。

受付

13:00、17番窓口にて仮運転免許申請書を 4400円にて購入。必要事項を記入する。

13:05、43番窓口へ提出。

13:10、2F の技能試験待合室へ行ってマークシートを記入。

13:30、一番で試験開始。私は AT 限定である。

乗車前

  1. 試験官に挨拶「よろしくお願いします」
  2. 車のトランクの下。体をかがめて障害物などがないかを確認
  3. 時計回りに車の左 ( 通路 ) 側を回り、ボンネットの下を確認
  4. 通行車両に、極力自分の背中を見せないように行動する

乗車時点

  1. ボンネットの下を確認したら、車が来ないかどうかを、右、左、右で確認
  2. ドアの前で後方確認
  3. ドアを開けてすばやく乗り込む
  4. ドアを 10cm 手前でいったん止める
  5. 隙間から車を確認しつつ ( 一瞬 ) すぐ閉める

乗車後

  1. ドアロック
  2. 前後にシート調整、リクライニング
  3. ハンドルを握った ( 運転姿勢を保った ) ままで、左サイドミラー ( 顔を動かす ) 、ルームミラーを左手で調整、右サイドミラー
  4. シートベルト
  5. 一応確認。ギアが パーキング、サイドブレーキがかかっているか
  6. ブレーキを踏み、「エンジンかけます」、キーを回してエンジン始動
  7. 「準備できました」、「じゃあ発信して」
  8. ギアを D に入れる、サイド外す ( まだブレーキは踏んだまま )
  9. バック、右ウィンカー
  10. 6点確認して、前を向いて「出発します」
  11. ここでようやくブレーキを離し、発進

慣らし走行

  1. 最初の合流地点を一周
  2. 30m くらい前で、バック、右ウィンカー、右サイド、右後方
  3. 10m 前で 右、左、右 ( 左右の確認は 10m 前に済ませる必要がある! )
  4. 合流地点を右方向に一周し、スタート地点に戻る

再スタート

  1. バック・ミラー、右ウィンカー、「発信します」
  2. 6点確認
  3. 前を見てから発進 ( 前に車が止まっている場合、1m 以上距離をあけて通過 )

外周への合流地点

  1. 合流地点まではゆっくり
  2. 合流地点の 30m 手前 ( 幅寄せの必要がないので、30m 前からでも間に合う ) でバック、左ウィンカー ( 高速道路じゃなく一般車線扱いなので左ウィンカー )
  3. 左サイド、左後方
  4. 10m 手前で右から来る車を確認
  5. 合流したら、左車線のど真ん中を走る
  6. 55km/h までテキパキ加速
  7. 外周走行中にバックミラーを 2回確認する ( 減点対象 )

外周のカーブ

  1. バックミラー
  2. ポンピング・ブレーキ ( トン、トン、ギュー。1回 1回ブレーキから足を離す )
  3. スピード落として曲がる
  4. カーブを抜けたらテキパキ加速 ( 次のカーブまで、短い直線なので 40km/h も出せばいいだろう )
  5. 次のカーブではもちろんポンピングして減速

右折 ( 右折専用車線 )

  1. バック、右ウインカー
  2. 右サイド、右後方
  3. ウィンカーから 3秒待って車線変更
  4. 右折専用車線に入ったら、対向車、右方向を確認 ( 歩行者等 )。( 右折の 10m 手前までに確認を終わらせる )
  5. 右折する

交差点を右折

  1. 30m + 3秒手前で、バック、右ウィンカー
  2. 右サイド、右後方
  3. ウィンカーから 3秒待って、対向車線に 50cm ほど幅寄せ ( はみ出さないように )
  4. 10m 手前で左右前方確認
  5. ポンピング・ブレーキ
  6. 交差点をぎりぎりまでまっすぐ、直角に右折 ( 右大回りの原則 )
  7. ある程度ハンドルを戻したら、後はアクセルでハンドルの復元力を利用する

左折

  1. 30m + 3秒手前で、バック、左ウィンカー
  2. 左サイド、左後方
  3. ウィンカーから 3秒待って、路肩側の車線に 50cm ほど幅寄せ ( 最大 1m まで。それ以上は減点 )
  4. 10m 手前で、左右前方確認
  5. ポンピング・ブレーキ
  6. 左折
  7. ある程度ハンドルを戻したら、後はアクセルでハンドルの復元力を利用する

S字とクランク

  1. 30m + 3秒手前で、バック、左ウィンカー
  2. 左サイド、左後方
  3. ウィンカーから 3秒待って、路肩側の車線に 70cm ほど幅寄せ ( 最大 1m まで。それ以上は減点 ) 入り口に注意。通常の左折よりやや広い間隔を取った方がいい
  4. 車体の右前方がポールにすらないイメージで回れば、脱輪しない。はず。
  5. ポールにすりそうだからヤバイと思って急ハンドルを切っても、時既に遅いケースが多い。曲がり具合から未来のラインを計算して、早めにハンドル調整する必要があるが、実行するのはなかなか難しいだろう。結局は慣れの問題か

見通しの悪い交差点

  1. 10m 手前で左右前方確認 ( どうせ死角で見えないからといって、直前で左右確認すると、確認不備で 10点減点!!! 私は T 字路で減点されてしまった)
  2. 壁の手前で一時停止
  3. 身を乗り出して、右、左、右
  4. ゆ〜っくり、鼻面を出す
  5. 右、左、右 ( 車が来ていたらいったん停止し、もう一回右、左、右 )
  6. 徐行しつつすばやく通過 ( 18km/h くらいで進んで何も言われず )

踏み切り

  1. 停止線の 30cm 手前で一時停止
  2. 窓を開けて音を確認する
  3. 聞き入った振りをしてすぐ閉める ( 窓を閉めたまま発進すると、閉めるタイミングに困る )。4秒かけて確認するとネットで見たが、開けて閉めるまでに 4秒経過しているから OK のようだ
  4. 閉めている間に右、左、右で電車確認
  5. 即発信

坂道

  1. 坂道頂上付近にあるポールの手前で一時停止。サイドは引かず、ブレーキを踏み込んで完全に停止すること ( 発着場ではないので、ポールは越えても OK )
  2. ブレーキを離し、即アクセル ON ( AT なら下がりはしない )
  3. 頂上を越えたくらいにギアを 2nd
  4. 右左折 ( 進入方向によって逆になる ) があるので、バック、ウィンカー、サイド、後方目視しておく
  5. 一時停止し、右、左、右の確認
  6. 曲がる

外周上にある障害物 ( 車とバス )

  1. バック、右ウィンカー
  2. サイド、右後方目視
  3. ウィンカーから 3秒待って、車線をまたぐカンジで右に進路変更。( 障害物と 1m 以上離れて通過 )
  4. 障害物の隣に来たら、すぐバック、ウィンカー
  5. サイド、左後方目視
  6. ウィンカーから 3秒後に車線を戻す
  7. コースのパターンで、このすぐ後に右左折 ( どっちか ) する
  8. 後方の目視は済ませてあるので、バック、ウィンカーだけで、あとは左右前方確認をする

発着地点に戻る

  1. バック、左ウインカー
  2. サイド、左後方。
  3. ウィンカーから 3秒後に車線左に幅寄せ
  4. ポンピング・ブレーキ ( 外周からなので、なるべく急速に減速する )
  5. やや左に切って発着地点に合流
  6. 試験官が何番に停車させるかを指示する
  7. バック、左ウインカー
  8. サイド、左後方。
  9. 発着点が手前側だと 3秒待つゆとりがないので、すぐに幅寄せしておくこと ( 発着点の直前に幅寄せしても車体が斜めに止まってしまう! 私は 15度ほど傾いた )
  10. スピードを落としてゆっくりポジションに接近
  11. 停車 ( 路肩に平行で 30cm 以内、停車線から 30cm 以内 )

降車

  1. ブレーキを踏んだまま、サイドブレーキ
  2. エンジン止める
  3. ギアを P に入れる、ブレーキ放す
  4. シートベルトを外す、「試験官に終わった旨を伝える」、ロック解除
  5. 「1点確認していないところがあったけどね、合格です」
  6. 「え・・・!? オオー!!!」

思わず雄たけびを上げる私。

なんと合格してしまいました。最初の合流で、間違って右ウィンカー切ってすぐ左ウィンカーに直したのがあったのと、ハンドルの戻しすぎがあったと自覚していたので、まさか合格するとは思っていなかった。

そして何故かミスもしていないのにさらさらとペンを走らせていたのがとても気になっていたが、フェイクだったのか・・・

ちなみに、確認してなかったところは、橋の下の T 字路、橋げたが死角になって左右からの車が見えないところ。どうせ見えないから、停止線で止まって左右確認し、多段階発進 ( 鼻面出して左右確認、さらに少しずつ前進する方法 )すればいいと思っていたのだけれど、交差点と同じように 10m 手前でやりなさいとのこと。路上試験だと不合格の可能性が高いらしい。危なかった・・・

15:30 に合格発表があるので、待つよう言われる。試験終了は 13:40、15:30 まで暇をもてあました。

15:30、合格発表の後で 1番窓口にて 1200円の収入印紙を購入。40番窓口で写真1枚、1200円分の印紙、免許証を渡して仮免許が発行されるのを待つ。これまた長い。

16:30、仮免を受け取った後、係員から簡単な説明を受けてようやく終了。16:40 ころになった。

次は路上試験だが、知り合いを隣に乗せて、10時間の路上練習をクリアしてからとなる。1日 2時間まで、最短 5日かかる。

路上試験は来月になるかな。12/20 までに路上試験に合格しないと、仮免許証の有効期限が切れてしまうので、気は抜けない。

今までの収支

日時 料金 料金詳細
2004/8月 600 写真代
2004/8月 4,200 仮運転免許申請書 1回目
2004/09/09 4,200 仮運転免許申請書 2回目
2004/10/01 4,400 仮運転免許申請書 3回目
2006/05/26 600 写真代 ( 撮りなおし )
2006/05/26 4,400 仮運転免許申請書 4回目
2006/06/02 4,400 仮運転免許申請書 5回目
2006/06/21 4,400 仮運転免許申請書 6回目
2006/06/21 1,200 仮免許発行のための収入印紙
合計 28,400 仮免許取得までの費用

2回目以降から、申請書が値上がりしたのか記憶違いかは知らないが、今までで 3万弱ほどかかった計算になる。

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