First Creation : 2006/05/20 Last Update : 2006/05/27 |
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Bloody Mary > Column > 2006/05/26 - Friday | ||||
ギターリストお久しぶりです。 音ゲー感覚「ネット関係で分からないことがあるので教えて欲しい」ということで、友人が家に来た。 なぜかギターを背負っていた。そしてギター講座が始まった。わけが分からない。 「人差し指で一番上(第一フレット)の弦を 6本全部押さえて、その下(第二フレット)の 3弦を薬指、さらにその下(第三フレット)の 4弦と 5弦を中指と人差し指で抑えると・・・」 素人に専門用語を使うなと思いつつ、指示されるままにギターを押さえる。ところが、押さえきれない弦が間の抜けた音を出し、コードになってくれない。 なにぶん人間工学的に無理がある姿勢である。加えて、爪が長くて弦が押さえ切れていない。 元来、深爪できない体質ではあったが、限界まで削ってチャレンジしてみた。深爪しすぎて指先がひりひりする。そんな指で弦を押さえると、これがまた泣けるほど痛い。 「オレは何をしているのだろう」 人間として当然の疑問が頭をよぎる。 そんな時、少し物悲しい旋律が生成され、夜の帳に溶け込むように消えていった。 「これが F か」 数日後、ギターを買った。Fender Japan の ST-45 ストラトキャスター。 チューナーと小さなアンプ合わせて 5万くらい。 私は、音楽に関しては素人である。楽譜の読み方なんて当然わからない。楽譜で、ドがおたまじゃくしに横棒入った奴、程度の知識である。 しかし今は、その気になりさえすればいくらでも簡単に情報を仕入れられる時代だ。ネットでコードの押さえ方を調べつつ、A 〜 F まで順番に押さえていった。 左指で弦を押さえるのは当然難しいわけだが、右手の方も神経を使う。右手の役割は、ピックで弦を弾いて音を出すことだ。一般的な鳴らし方だと、A、C は 1 〜5 弦を鳴らし(つまり一番上の弦は鳴らさない)、D は 1 〜 4弦、B、E、F は全て鳴らさなければならず、例えば D なのに 6 弦全て鳴らすと不協和音みたいになってちょっと気持ち悪い音になってしまう。 左を見て弦を押さえ、右を見て何本鳴らすか確認し、まったくもって音を生成させるまで時間がかかる有様だ。 初日はすぐに指が痛くなった。痛みが治まったら弾き、痛んでは休みを毎日繰り返した。 1週間後には痛みは痺れるカンジに変化してきた。むしろその痺れが快感である。爪先からは指紋が消えた。 一通りコードが押さえられるようになると今度は簡単な曲を弾きたくなる。 選んだのは B'z の「ギリギリ Chop」。それなりに曲っぽく弾けるようにはなったようだ。人前で演るレベルには到底及ばないが。 ギターはゲーム感覚で練習できるので、毎日練習してもそれほど苦にはならない。それどころか楽しいわけで。 バック・トゥ・ザ・フューチャー2 のダンス・パーティで使われたチャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」も同時進行で練習中である。そのイントロが弾けるようになると、チャック・ベリーの他の曲のイントロもできると言われている。つまり同じイントロ使い回しという(笑) しかし、当時そのスタイルを生み出した彼は天才だと思う。 いつかエリック・クラプトンの Layla を演奏できることを夢見て、今日も練習に励んでいる。このテンションがいつまでも続けばいい。 5/15 に株が暴落して 20% の損害ですが、気にしてませんとも。 そんな瑣末なことより楽しいことが、世の中にはまだまだあるんです。 と思ったら相場が復活してた。( 2006/05/26 ) 5/15 は株価統合 ( 1000株 を 1株に ) のニュースがネット上に掲載されたときだ。仕手戦ではないと思われ。 |
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