First Creation: 2005/03/29
Last Update: 2006/01/07
とりたててネタがあるわけではないのだが、そろそろ更新しておかないと 3月分のフォルダ(この HP のフォルダ階層)が作れなくなってしまうので日記らしきものを書いてみることにした。
今の私の心理状態はかなり危険だ。それはもう、今どきヤンキー座りした兄ちゃんがコンビニの、それも自動ドアの前で営業妨害しているところで、「オマエらいい年こいて馬鹿じゃねーのか、義務教育からやり直せ」という冷たい一瞥をくれてコンビニに入っていける精神状態である。二人までならやる。三人はちょっと勘弁してくれ。
つい二日前も、会社でかなり頭にくることがあり、しかも帰りは雨である。傘も持っておらず、コンビには駅からちょっと歩いたところにあり、こうなりゃずぶ濡れで帰ってやるよってカンジで男らしく夜道を歩いた。しかしパンツ(ここは下着ではない方を連想して欲しい。古い世代にはズボンと言ったほうがいいか)の中まで染み込んでくる雨に、怒りはさらにエスカレート。しかも暗い夜道をてくてく歩く通行人に、どういった意図かは知らないが幅寄せしてくる車に怒りを触発され、逆に幅寄せし返してやった。
何故これほどまでに頭にきているかというと、とりたてて原因があるわけではない。さまざまな要因が積み重なってそういう精神状態に陥ったのだ。そのときの状態が今もって持続している。強いて挙げるなら筋を通さない上司のせいだ。
上層部の無為無策のせいで下っ端が苦労するのは世の常とは言え、当事者にとってみれば迷惑この上ない。しかし相手が反論できないこの場でそのことをあげつらうつもりはない。相手はこの HP も知らないし、生産性に欠けるということもあるが、本当の理由は美しくないと思うからである。せいぜい間接的に貶めて、暗い喜びにひたっているくらいか。暗いな、ォィ。
それはひとまずおいて置いて、なぜそんな考えを持つにいたったかと言う事を話そうと思う。当時私は文学少年だった。お笑いである。いや、笑い事ではない。そんなわけで、昔からけっこう小説なんかを読んでいたのだが、その頃、意外と好きだった小説家が、あとがきで「担当が無能なため、思ったように書けず、頭にきました」みたいなことを書いていて、大いに白けたのを覚えている。
本当に担当が無能だったのかもしれない。喧嘩をして頭にきたからついそういうことを書いてしまったのかもしれない。だがその小説家は、読者がどんな感慨を抱くかということに、思いを馳せただろうか。いったん活字にしてしまったらもう取り返しがつかない。「しかし私は是が非でもこの思いを印刷したい」という覚悟を持っていたのだろうか。
私はそうは思えなかった。実際、その不運な担当者は、自分の名誉を回復する手段がないのである。反論の機会も与えられず、ただ言われっぱなしだ。TVで、「私は○○が嫌いです」と言うのに匹敵するくらい卑怯で度し難い。これを下種と言わずに何と言おう。それ以来、私はその小説家の本を買わなくなった。こうしてその小説家は、自分の浅ましさを世間に宣伝した挙句、読者の一人を永遠に失ったのである。
というわけで、手の届かないところで相手を扱き下ろす行為がどんなに醜いか分かってもらえただろう。相手が参戦できる場所で話し合うのが上等である。
私の言いたいことは一つ。「私に迷惑をかける人間は死んでくれ。特に無能な上司は!」
オマエは分裂症かとつっこんでくれる友達募集中・・・